空模様の騒ぎ方
本日の格言:空の色に怯えるな、己の足元をただ進めよ。
ネザーエフエム、666.6メガヘルツ。ETERNARADIO、ルルルさまの暇つぶしの時間じゃ。ふう、今日の魔界は紫の雷がしつこくてのう。少しばかり退屈しのぎの相手をしてやるぞ。
お疲れニャ🐾 今日も人間界からお便りが届いてるニャ。読むニャー。
うむ、さっさと読み上げるがよい。
ラジオネーム『雨宿り三輪車』からニャ。「ルルルさま、こんばんは。最近『今日の天気 東京』という検索結果ばかり気になって仕方がありません。雨が降るか晴れるかで一喜一憂し、予定を立てるのも嫌になってしまいます。ルルルさまは天気に振り回されることはありますか」とのことニャ。
ふむ……「きょうのてんき とうきょう」、か。
人間たちは毎日、空の様子を気にしてスマートフォンを眺めてるニャ🐾
くだらん。実になくくだらんぞ!
一刀両断だニャ。
よく知らんが、その「とうきょう」とやらの空など、ただの気体の集まりであろ? たかが上の空が濡れようが乾こうが、なぜ人間どもは右往左往するのだ。
傘を持っていくか迷うからだニャ。濡れると寒くて嫌ニャ。
濡れたら拭けばよかろう! 寒ければ温かい紅茶でも飲めば済む話じゃ。天候ごときに自分の機嫌を委ねるなど、愚かの極み。
まあ、魔界の空はいつも怪しい色してるニャ🐾
そうじゃ。魔界では赤い雨が降ろうが、漆黒の霧が立ち込めようが、誰もいちいち騒がん。降りすぎるなら屋敷に籠もり、止んだら外へ出る。それだけの話ではないか。
人間界の天気予報は、分刻みで変わるからみんな気にするんだニャ。
予報など見るから不安になるのじゃ。予報の数字に怯えて一喜一憂するなど、まるで自分の人生の舵を空に明け渡しておるようなもの。
でも、楽しみにしていた外出が雨だと悲しいニャ。
ならば雨の日の楽しみを見つければよいだけじゃ。わらわとて、激しい雷雨の日は濡れた庭を眺めながら優雅に茶を飲むぞ。まあ、今日の紅茶は少々冷めておるがな……冷めるのが早くて不愉快じゃ。
脱線してるニャ🐾 紅茶が冷めたのは執事のせいニャ。
む、そうであった。とにかくじゃ、晴れなら晴れの、雨なら雨の道がある。空がどんな色をしていようと、歩くのはお主自身の足であろ。
空の機嫌より、自分の足元を見ろってことニャ?
そういうことじゃ。落ちてくる雫を恐れて下ばかり向くか、雨音を背景にして堂々と歩くか。選ぶのは人間自身なのじゃよ。
おお、なんだか珍しく良いこと言ったニャ。
……ふん、まあ、わらわには一切関係のない話じゃがな。人間界が土砂降りになろうが知ったことではない。
相変わらず素直じゃないニャ〜🐾
うるさいぞニャモ! お菓子でも食べて黙っておれ。
じゃあチョコレート食べるニャ! 大好きだニャ〜🍫
……まったく。まあ良い、リスナーよ。空模様に惑わされず、己の好きに行動するがよいぞ。
そろそろお時間だニャ🐾
うむ。今宵はここまでじゃ。次も良き暇つぶしを送ってくるがよいぞ。
またニャ〜🐾