双子とフィリーズの戦い
本日の格言:争いの渦中にいる者だけが、本当の熱を知る。
ネザーエフエム、666.6メガヘルツ。ETERNARADIO、ルルルさまの暇つぶしの時間じゃ。今日の魔界は風が冷たくて、紅茶がすぐに冷めてしまって面白くない。何か温まるような話題はないのか?
今日は人間界から熱いお便りが届いてるニャ🐾ラジオネーム『宵越しのココア』からだニャ。
『ルルルさま、ニャモさん、こんばんは。最近、野球のツインズ対フィリーズの試合が熱戦続きで話題になっています。ルルルさまはこの熱い戦いについてどう思いますか?』とのことだニャ。
ついんず? ふぃりーず? よく知らんが、何やら血気盛んな者たちが球を投げて打ち合っておるようじゃな。
人間界の大変人気なスポーツの球団同士の試合のことだニャ🐾
ふん、人間どもは相変わらず、決まった決まり事の中で競い合うのが好きじゃな。わらわに言わせれば、そんなものはただの暇人の戯れに過ぎん。
相変わらず厳しいニャ。でも観客は大興奮で盛り上がってるらしいニャ🐾
遠くから眺めて騒いでいるだけの観客など、一番の冷め者じゃ。他人の勝負に己の心を預けて熱くなった気になっているだけではないか。
見ている人も本気で応援してるニャ。応援も熱量だニャ🐾
本当の熱というものはな、当事者にしか宿らんのだよ。その球を投げている者、打とうとしている者、その一瞬にすべてを賭けている者同士の間にしか、本物の熱気など存在せん。
なるほどニャ。戦っている本人たちだけが真剣ってことだニャ🐾
そうじゃ。名も知らぬ双子か何だか知らんが、その渦中にいる者たちの必死な姿だけは、まあ悪くはない。外野の声などどうでもよいのだ。
外で見てるより、自分でグラウンドに立つ方が面白いってことニャ?
当たり前じゃ。見るだけの熱など、冷めた紅茶の残り香のようなもの。自ら動いて汗をかき、激しく争うからこそ価値がある。……まあ、わらわは動くのが面倒だから高みの見物を決め込むがな。
ルルルさまは結局動かないニャ🐾
わらわは魔界を統べる姫じゃぞ? 泥にまみれて球を追いかけるわけがなかろう。だが、何かに夢中になって真っ向からぶつかり合っている者たちの気迫は、嫌いではない。
人間も魔族も、本気でぶつかってる姿は目を引くニャ🐾
うむ。誰かの決めた勝負であれ、己が選んだ戦いであれ、渦中で牙を剥いている者だけが本当の熱を知るのじゃ。周りがどれほど冷ややかであろうと関係ない。
熱くなりたいなら、自分で飛び込めってことだニャ🐾
そういうことじゃ。客席で叫んでいる暇があるなら、己の戦場へ向かうがよい。……ふはぁ、熱弁したら少し喉が乾いたぞ。ニャモ、温かい飲み物を淹れ直すのじゃ。
はいはいだニャ🐾 チョコレート入りの温かいミルクでも淹れてやるニャ。オレも飲みたいニャ。
お主が飲みたいだけではないか。まあよい、甘いものなら許してやる。
じゃあ急いで淹れてくるニャ🐾 今日の暇つぶしも、そろそろおしまいだニャ。
今宵はここまでじゃ。次も良き暇つぶしを送ってくるがよいぞ。
またニャ〜🐾