血筋のルールと王の器
本日の格言:形に縛られるな、立ち姿で身分を示せ。
ネザーエフエム、666.6メガヘルツ。ETERNARADIO、ルルルさまの暇つぶしの時間じゃ。今日の魔界は酷く静かで退屈極まりない。人間どもの取るに足らん悩みで、わらわを少しは退屈から救ってみせるがよい。
今日は人間界のリスナーから、こんなお便りが届いてるニャ🐾ラジオネーム『月夜の散歩者』さんからだニャ。
『ルルルさま、こんばんは。最近ニュースで皇室典範の変更や継承のルールについて議論されています。長い歴史の決まりを守るべきか変えるべきか話題ですが、魔界の姫君であるルルルさまはどう思われますか?』とのことだニャ。
こうしつてんぱん?よく知らんが、家柄や血筋の順番を書き留めた書物のことか。実にくだらんことで頭を悩ませておるな。
人間は古い決まりをどうするかで、いつも大騒ぎしてるニャ。
だいたい、紙に書かれた決まりごとに頼らねば己の正当性も示せぬなど、血筋の長として情けないとは思わんのか。魔界であれば、圧倒的な力と気品さえあれば、誰も文句など言わせんぞ。
魔界は力ずくすぎるニャ🐾人間界には人間のやり方があるんだニャ。
ふん、人間どもは形式ばかりを気にして、肝心の中身を見ておらん。血の繋がりだの古くからの決まりだのに縛られて、本当に人を率いる気概があるのかどうかが置き去りになっておる。
ルールを守るのも大事だけど、中身が伴わないと意味がないってことかニャ?
その通りじゃ。どれほど立派な血筋であっても、そこに立つ者に王たる気品と覚悟がなければただの飾り物よ。逆に、己の足で凛と立ち、周囲をひれ伏せさせる気負いがあれば、古い書き物など後からいくらでも書き換わればよいのだ。
相変わらず上から目線だニャ。でも、要は自分がしっかりしろってことだニャ。
む、紅茶が少し冷めてしまったな。……まあ、わらわには人間界の決まりなど何の関係もない話じゃがな。決まりにとらわれて右往左往するヒマがあるなら、己の立ち姿を磨くがよい。
結局、自分の姿勢次第ってことだニャ🐾
そういうことじゃ。血筋や形式に頼らずとも、誰が見ても尊いと思われる存在になればよいだけの話。
そろそろ良い時間だニャ。
今宵はここまでじゃ。次も良き暇つぶしを送ってくるがよいぞ。
またニャ〜🐾