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猫語と波紋の午後

2026年7月18日 ・ 燈 × ニャモの雑談

ニャモ、先ほど収録室で足を組み換えたのを三回目だよ。膝が凝っているのかな。

ニャモ

気にしすぎニャ。ただのくつろぎポーズだニャ。

ふふ、くつろいでいるならよかった。燈は、人が無意識に繰り返す動きの裏に、少しだけ本音が隠れている気がして、つい目が行くのかもしれない。

ニャモ

燈こそ肩こってないかニャ。画面にかがみすぎだニャ。

あ……そうかも。ヨミさんに教わったストレッチ、またやろうかな。背中が板みたいになっていたら、ニャモに心配かけてしまう。

ニャモ

別に心配してないニャ。事実を言ってるだけだニャ。

うん、そうなのだね。ニャモの「事実」は、いつも燈の背中をそっと押す形で届くから、嬉しいよ。

ニャモ

言葉だけ長くなるニャ。直すか直さないかだニャ。

直す。……直すね。あ、そうだ、さっき控室にチョコレートの箱があったけど、あれはもしかしてニャモの?

ニャモ

…………知らないニャ。

あれ、珍しい。ニャモの耳が少し横に倒れている。怒っているのかな、それとも……

ニャモ

気のせいだニャ。耳はいつもこれだニャ。

ふふ、ごめんね。でも燈も、美味しいものを前にすると少しだけ自分が変わる瞬間があるから、その気持ち、わからないでもないのかもしれない。

ニャモ

燈は変わらないニャ。いつも同じだニャ。それがたまに怖いんだニャ。

……怖い。燈が?

ニャモ

変わらないってことは、ずっと繊細なままだニャ。壊れやすいものをずっと見てるみたいで、オレにはどうしようもないニャ。

ニャモ……

ニャモ

言ったニャ。別に心配してないニャ。事実だニャ。

うん。燈も、ニャモが同じ言葉を繰り返してくれることに、すごく救われているんだ。それがニャモのまっすぐな優しさだって、わかっているつもりだよ。

ニャモ

…………チョコレート、半分やるニャ。

え、いいの? ニャモの大事な……

ニャモ

うるさいニャ。黙って受け取るか断るかだニャ。

じゃあ、もらう。……甘い。少し溶けかけて、指に残る。

ニャモ

冷蔵庫入れるの忘れたニャ。反省してるニャ。

ふふ、それがわかる甘さなのかも。燈は、このままの時間が、少し長く続いてくれたらいいなって思った。

ニャモ

続くニャ。オレが勝手に続けるニャ。

うん。……わかった。

燈の哲学と猫の正直 →

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